JR北海道が先日発表(pdf)した、ローカル線の収支。

一番上が、関東圏のローカル線、八高線のデータ。
その他はJR北海道のローカル線。
八高線は、基本的に気動車2両程度で1時間に1本の運転となっている。
青い棒を見てほしい。
1時間に1本、2両編成が走るだけの路線と比べても、恐ろしく利用客が少ない。
次にオレンジの棒。
一番下の留萌線なんかは、100円稼ぐのに4000円以上の経費が掛かるという。
要するにここに出ている路線はどれも救いようがない、という話。
どうしてこうなったのか。
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女性の運転免許保有率は、年々増加している。

かつての女性は、運転免許なんて保有しないのが当たり前、
朝から晩まで家で家事を行い、たまには買い物に行くという時代もあった。
それだけ家事も大変だったのだ。
しかし今となってはどうだろう。
20歳~60歳の全年代において、8割以上の人が運転免許を保有している。
これでは、1時間に1本未満の鉄道が廃れるのも当然といえる。
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JR北海道、旭川駅。
札幌方面の時刻表を見てみると、JR北海道のおかれる状況がよくわかる。

少なくとも10:44 ~13:13の2時間半以上にわたって、普通列車が走っていないことがわかる。
一方、特急列車はそれなりに走っている。どれもだいたい5両編成程度。
旭川でもこの様。特急の走らないローカル線ならどんなことになるか、想像がつくだろう。
誰にも必要とされていない路線は代替タクシーでも出してさっさと廃止しないと、
辛うじて収益の上がっている特急列車も近いうちに大変なことになってしまう。

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