2015年1月8日木曜日

Jetstar

2015年 1月 8日 木曜日

今日は寒かった。夕方6時の時点で室内温度が10℃。明日の朝は辛そうだ。

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LCCの話。

先日LCCを利用する機会があった。JetstarPeachだ。

席さえ空いていれば5000円ほどで国内を飛び回れるのはとても素晴らしい。前日でもこの値段で買えたりするのだ。

LCCに比べれば(JR九州以外の)鉄道各社の施策など空気に近い。不採算路線を放棄出来ない事は、本当に不利なことなのだと実感した。

もちろん座席は狭く自由度も極端に低かったし、ドリンクの一つ頼むだけでも少し割高な料金がかかる。簡単に数時間単位で遅延する上に、それに対する補償は一切無い。

しかしそれを補って余りある価格だと思う。なんせ高速バスより安いのだ。

両者を比べると、目立った差は座席指定程度しか無かった。どちらも短時間であれば十分我慢できるレベルだった。

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LCCを使うにあたっての個人的ポイントは以下の通り。

使うのであれば早朝の便に限る。後の便になればなるほど遅延率が高い。これは統計的にも明らかだ。この度は利用した最終便が遅延、終電にも間に合わず痛い目に遭った。

搭乗は早めにした方が良い。次の理由で、後に搭乗すると上に荷物が置けない事例が度々発生する。

LCCの利用客の民度はあからさまに低い。手荷物のサイズ制限や個数制限など形骸化している。破る人が沢山いる上、それをただすだけの人も余裕時間もない。ただそうとしても、日本語が通じない人がそこかしこに搭乗している。

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そんなJetstarの話。

Jetstarは、オーストラリアのフラッグキャリアであるカンタス航空の格安航空ブランド。既に10年以上の歴史がある。

、この度のLCCラッシュで一躍有名になったが、その有名になったJetstarは「ジェットスター・ジャパン」であって「Jetstar」ではない。

「ジェットスター・ジャパン」はカンタスが1/3、日航が1/3で日本を拠点とするのに対し、「Jetstar」はカンタスの完全子会社で、オーストラリアを拠点とする。Jetstarの日本-オーストラリア便はこの「Jetstar」が運航していて、その航路の歴史も「ジェットスター・ジャパン」より古い。

他にもシンガポールを拠点とする「Jetstar Asia」や、ベトナムを拠点とする「Jetstar Pacific」なんかもあって大変だ。全て資本関係は異なっている。

カンタス航空は、本社からこういったグループ各社へ人材を出向させ、キャリアをつませてから本体へ戻すようなことをして質を高めている。したたかな戦略。

トンデモ

2015年 1月 7日 水曜日

こたつ依存症により足が深刻なダメージを受けている。

とうとう机用のこたつまで買ってしまった。

数少ない閲覧者の皆様、あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

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新興宗教のトンデモの話。

先日街を歩いていると、見知らぬおばさんに肩凝りに効くマッサージをするなどと言われた。試しにして貰ってみると、体の各所に手をかざして、10分ほど念力のようなことをしていた。

その正体を教えて頂いたのでここにも書いておく。その名は、世界救世教

Wikipediaによれば「世界救世教の特徴的な宗教活動は、浄霊という手かざしの儀式的行為を各信者が行うこと、自然農法という農法を推進すること、芸術活動を行うことである。」とされており、実際「浄霊」と「自然農法」についてはサイトで詳しく説明されている。

とりあえず手をかざすのが浄霊。それだけであらゆる身体的・精神的苦痛から解放され、しまいにはがん細胞まで破壊されてしまうと言う。

もう一つの自然農法は奥が深い。「EM研究所」などという会社を傘下に置き、その会社の売る農薬のような物を使うだけで、「巨大地震が起きてもコップ一つ倒れない」とか「学校のイジメがなくなり、みんな仲良くなった。」とか。

熱心な信者がたくさんいるようだ。

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一方、高音質を謳うLANケーブルを筆頭とする製品。これらは叩かれこそすれ、怪しい新興宗教ほどの忌避感はあまりないように思う。

個人的に身近なところでは、大学の事務や研究室が年末の予算調整にこういったまがい物を掴まされている事はとても多いように思う。

予算を消化せねばならない期間は決まっている。それを消化するとき、「不要な物を買う」のでは済まず、「予算を消化できるだけの価格の物」が求められる事は今でも多い。

例えば直近2週間で消化しなければならない100万円分の予算が余っており、身近な取引先にある空気清浄機があったとしよう。それが簡単な説明と共に10万円で売られていた場合と、立派な説明や仕様書、効能の説明、梱包等を備え50万円で売られていた場合、どちらが魅力的だろうか。

あるいは50万円の方にしか気付かなかった場合、わざわざ同等商品の価格を調べたりするだろうか。

飛躍すれば、地方にハコモノがあるのもそういう事なのでは無いか。