カメラセンサにおける最大の進化点が、像面位相差AFへの対応である。
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SONYのミラーレス一眼でおなじみの機能に、ファストハイブリッドAF というものがある。
これは、従来からデジタルカメラで一般的であった、"コントラストAF"と、
最近のデジタルカメラで徐々に浸透してきている"像面位相差AF"とを組み合わせたもの。
コントラストAFは、最終的な精度は高いものの、あらゆる焦点距離を順番に試していかなければ合焦出来ないため、AF速度に難がある。
これを補うのが、像面位相差AFとなる。
像面位相差AFでは、一度位相差情報を取得すれば、即座にある程度の所まではフォーカシングすることが可能になる。

ちなみに、この写真は、Urbano L03で撮っている。
同じSONYのExmor RS for mobileセンサを搭載するが、それでもXperia Z5とはかなりの差がある。
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日没後、金網の隙間からモノレールの写真を撮ってみた。
流石にかなりノイジーではあるものの、ちゃんとモノレールに完全に焦点があっている。
モノレール周辺に合焦するまでの時間が短いので、その周辺のコントラストAFにも余裕が生まれるのである。
Xperia Z5では、これまでによくあった、以下の事象はだいたい解消できていた。
・動き回るものを撮るときに、合焦しない
・暗いところで、何度やっても完全に合焦点から外れた写真が撮影される
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なお、Xperia Z5の像面位相差用測距点は、192点にとどまる。
α7R IIでは399点であるから、その差は顕著。
とはいえかつてのSONYフラッグシップ、α99では102点だったのだから、携帯のカメラの進歩は恐ろしいものである。
最後にオデッセイの足回り写真を。
暗いピットの陰でもこれだけ解像する。
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