2014年11月8日土曜日

水間鉄道3

2014年11月8日土曜日

エボラだマラリアだとうるさいなぁ。入ってくるのは時間の問題なんだから、いちいちそんなに大騒ぎするなよ。

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昨年9月に中央線のE233系の最後尾車両が脱線した事故。NHKが、「左右両側に取り付けられている車体の傾きを調節する装置のうち、左側のボルト1本が折れていたことが分かりました。」と報じている

この事故、最後部車両の、進行方向側の2軸のみが脱線するという事例だったが、この書き方からすると自動高さ調整弁(一般人から見えるところでは下の写真の赤いところ)が正常に機能していなかったのだろう。人身事故で破損した後異常が発見されなかったこと、その体制に問題が提起されこの事故は収束に向かうだろう。

人身事故が起こるたびにそんなものをいちいち片っ端から調べるわけにはいかない。簡単なようで実のところではかなりやっかいな問題。

ところでこの自動高さ調整弁、E233系ではLV4型と呼ばれるものが使用されている。これは国鉄時代から使用されてきたもののようで、相対的に不感帯が大きく時間遅れを持つとされる。最近はLV7型というものも台頭しているようで、中立位置付近に微少流量帯を持つことが特徴とされる。

これらの自動高さ調節弁は本来、乗客の変動に対応した車高調整を目的としている。大きなカントのついた曲線を、遠心力が生じない程度にゆっくりと走行した場合、自動高さ調節弁が意図しない動作をする場合があることはよく知られており、意図しない動作を防ぐために前述の不感帯や時間遅れが設定されている。

不感帯を大きく設定すると、一旦意図しない動作をした場合、復元することが非常に難しくなる。また今回の事故のような装置自体の故障で左右の枕ばねの圧に急激な差が出ることの無いようにするため、LV7型では微少流量帯が設けられた。

どちらが良い悪いという問題以前の問題として、結論からするとどちらも洗練されていない。もうちょっとどうにかならんものだろうか

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水間鉄道の話。

水間鉄道はワンマン運転。両端の貝塚駅と水間観音駅以外のすべての中間駅は無人駅で、これらの駅では、前の車両の手前2つのドアしか開かない。前から2番目のドアから乗り、一番前のドアから降りる。1000形は3ドア車とはいえここまでは普通。

その前から2つめのドアがこちら。バスの乗り口に設けられるICカードリーダおよび整理券発行機である。

先頭のドアがこちら。まさにバスの運賃箱。市電でも無い普通の電車にバスの運賃箱がついているのは初めて見たので驚いた。

もちろんターミナル駅の改札口も運賃箱。

どうでもいいところでは運賃表もバスト同じものであった。

再建前は南海から譲り受けた改札機を使用していたそうだが、維持費も高ければICカードにも対応しておらずワンマン運転にもマッチしていなかった。一般的な鉄道用改札機が1000万円ほどするのに対し、バス用の運賃箱は100万円程度、ICカードも導入出来るとあってこちらを導入して終日ワンマン運行となっている。

もちろんラッシュはこのような設備ではとても対応が追いついていないそうで、そのあたりはなぁなぁになっているとのことだった。水間鉄道はとりあえずこのくらいかな。

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