2014年11月10日月曜日

地方ローカル線1

2014年11月10日月曜日

いよいよ寒くなってきた。上着という荷物がやっかいな季節。

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JR北海道の今年度第2四半期の決算が公開された。

鉄道輸送業の売り上げが400億円ほどに対し赤字は150億円ほどとなっている。莫大な赤字傾向は今まで通りである。

JR北海道の決算が公開されたときには参考資料として区間別に輸送密度が公開される。国鉄時代の特定地方交通線に相当する4,000人/日未満の区間は全体営業キロの75%に上る。2,000人/日未満でなお61%、国鉄基準の1/8、500人/日未満の路線でもなお29%というのだから驚く。

その29%の輸送密度の詳細が公開されている。一般に輸送密度が8000未満では鉄道路線として採算を取るのは厳しく、4000を下回ればバス転換をしても赤字とされる。あの神戸電鉄粟生線の輸送密度が9000人である。

以下はそれらのバス転換でも赤字が間違いない路線の輸送密度。開いた口がふさがらない。

札沼線(非電化区間):87
石勝線(夕張支線):120
留萌本線(全線):144
日高本線(全線):304
根室本線(滝川~新得):319
宗谷本線(名寄~稚内):392
根室本線(釧路~根室):429

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次のパソコンの話

今次のパソコンに狙っているのは、Broadwellを搭載する次期ThinkPad X1 Carbonである。

現行の同モデル訳のわからないキーボードと、使い勝手を一切排除した謎のトラックパッドのおかげでまさにゴミと化しているが、こんなものが長続きするわけが無い。すでにThinkPad X240やT440をはじめ現行のClassic ThinkPadは今までに無く未使用品が市場に溢れかえっており、価格も現行モデルとは思えぬほど安い。

ThinkPadの中でもXシリーズ及びTシリーズはClassic ThinkPadと呼ばれる。これらのモデルはThinkPadの中でも上位に位置づけられてはいるものの、ここ5年で段階的にコスト削減が進められてきた。これはノートPC全体の流れとおおよそ一致する。

そんな中、Classic ThinkPadの中でもプレミアムモデルとされ、一段上のコストをかけて開発及び生産されているのがX1シリーズである。各コンポーネントが未だに大和内で開発されていること、液晶の品質、国産のファン、内部密度。中国・台湾などで設計されている(もちろん大和の全面的バックアップの元)X200/T400/T500シリーズとは訳が違う。

かのOCCTの"POWER SUPPLY"を24時間フルロードしても、少しもファンの音がしないのがThinkPad X1 Carbonである。中の設計は本当に素晴らしい。あなたのパソコンでこれを実行してみて欲しい。たちどころに爆音が鳴り響くだろう。

そんな虎の子モデルにおいて、果たして大和の技術者たちが、今のような訳のわからないキーボードやトラックパッドを推進するだろうか。

このような根本的な変革は、良かれ悪かれトップダウンで無ければなかなか実行することは出来ない。おそらくデザイン部門が大きなトラックパッドを求め、それがコスト削減や薄型化のトレンドとも合致し、Windows8とも親和性が高く、おまけにかつての3ボタンと同等の機能を実現できるとSynapticsが応じてしまったがためにこうなってしまったのだろうと想像している。

LenovoになってからのThinkPadの出荷数は増加の一途を辿っている。そんな中での現行モデルの惨状は流石に上層部も危機感を覚えるに違いない。単価が下がったのに出荷数が伸びないのでは商売にならないだろう。

X200シリーズが、T400シリーズが全面的に中国開発となる中、ThinkPad X1 Carbonはこれからも大和で開発されると聞く。だから次のThinkPad X1 Carbonを心待ちにしている。


鉄道コム

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