2015年12月19日土曜日

2016年3月鉄道ダイヤ改正抜粋 ~JR四国~

例年通り、来年3月の全国鉄道ダイヤ改正概要が発表された。

必ずしも正されたとは限らないが、”改正”と言う。


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JR四国

・「しおかぜ」にも8600系電車を投入
高松~松山の特急「いしづち」に続いて、岡山~松山の特急「しおかぜ」にも8600系が投入される。
 
 →「しおかぜ」は8000系, 8600系に統一される。
 →「しおかぜ」から2000系気動車が撤退する。

 →岡山~宇和島直通の「しおかぜ」は消滅する。

2000系「しおかぜ」は、多客期に大増結される列車である。



・「宇和海」 からグリーン車が消滅

この2項は密接に関連する。
「しおかぜ」用 2000系気動車と、「宇和海」用2000系気動車は、いずれも松山運転所所属である。
松山運転所所属の2000系の運用はこの2列車しかない。

「しおかぜ」から2000系が撤退し、「宇和海」からグリーン車が消滅することで、多くの2000系が捻出可能となる。

松山運転所所属の2000系は25両、うち3両は元試作車となっている。

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松山運転所の2000系気動車の内訳

・試作車 : 3両

・半室グリーン車の非貫通型先頭車、2000型 : 2両
 →「しおかぜ」2運用。全車転籍するのではないか。

・貫通型先頭車、2100形 : 8両, 2150形 : 4両
・中間車、2200形 : 8両

「宇和海」は基本2100形, 2200形, 2150形の3両編成で構成される。
1時間に1本のパターンダイヤのため、詰めれば運用は3となる。

試作車を予備車とし、各形式3両ずつ残した場合、最大13両もの捻出が可能となる。

新規投入された8600系は10両である。

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現在大炎上中のJR北海道。次は確実にJR四国となる。

国鉄民営化後、四国には高速道路が張り巡らされた。

ドル箱となるはずだった特急列車たち。

「しおかぜ」「いしづち」には高松・松山自動車道が、
「南風」「しまんと」には高松・高知自動車道が、
「うずしお」には高松・徳島自動車道が、
「宇和海」には松山自動車道が、
「剣山」には徳島自動車道が、
それぞれ完全に競合している。

気候が厳しく、また比較的線形のよかったJR北海道とは異なり、
元々曲がりくねった路線に無理やり振り子列車を投入して、どうにか誤魔化してきたJR四国。

JR北海道はまだまだ改善の余地があるが、JR四国はあらゆる面でジリ貧である。

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「いしづち」に使用される2000系はどうなるのかな?


鉄道コム

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