2014年12月1日月曜日

ホームドア

2014年 12月 1日 月曜日

もう師走。あの頃からもう1年かと思う。順調に老けている。

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遂に関西にも、ホームドアの波が押し寄せてきている。

JRの北新地駅・大阪天満宮駅・京橋駅大阪市営地下鉄千日前線の全駅と御堂筋線の天王寺駅・心斎橋駅京都市営地下鉄烏丸線の京都駅,四条駅,烏丸御池駅と、大型車両の大動脈に単発的に設置が進められている。

ホームドアを国に多額の援助をもらって設置する、それだけならよい。ただ、関西の例のほとんどが線路や車両にほとんど何の改修も行わずただ単にホームにドアを追加しているだけなのでとてもたちが悪い。

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たとえば東京の地下鉄であれば、ホームドアの設置に合わせてワンマン運転とATOやTASCが導入されて、人件費の削減、運転士の負担軽減と列車運行の安定性、運行時間の短縮を担保している。

地下鉄完結路線だけで無く、例えば東急東横線・東武東上線・西武池袋線の列車が入り乱れる副都心線などもワンマン・ATO運転を行っている。

ホームドア設置には事業者、国、自治体が1/3ずつ費用を負担する制度がある。ボロいでかい駅になればなるほどお金がかかるわけだ。山手線の恵比寿駅・目黒駅の2駅設置に関しては、構造物だけで20億円がかかっている。

これに伴う地上設備や車両の改修費用は補助されない。

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関西のホームドア設置に関連して地上設備及び車両の改修を行う唯一の例が大阪市営地下鉄の千日前線。

すでにほとんどの駅のホームドアの設置が完了している。地上設備の改修も順調に進んでいる。

ホームドア設置が始まってから、千日前線の運行所要時間はかなり延びた。残りの設備が稼働し、ワンマン運転が始まれば元の所要時間にもどるのだろうか。


鉄道コム

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